『テレポーター』第3章 魔法編<上> 始動!!
テレポーター10月。
少しずつ。
少しずつ冬へと近付く季節の中で。
青藍魔法学園にて、とある催し物が開催されようとしていた。
青藍魔法文化祭。
それは10月20日と21日、計2日間に渡って行われる催し。
通常、学園には高度な魔法障壁が展開されている。
その為、関係者以外の立ち入りは原則としてできない。
そもそも学園は山の中にある。
交通の便の悪さから、関係者以外の人間は滅多に寄り付かない。
でも、この期間だけは別。
文化祭は秘密主義である魔法学園がその門を開放する、数少ない場。
未だ浸透しているとは言い難い魔法という技術。
それが如何に優れたものであるのか。
それを教える機関として青藍魔法学園がいかに優れているのか。
来場者へ強く訴えかけていくべく、学園側も全力を尽くす。
そんな平和な催しを前に、1つの波紋が広がった。
今、日本の抱える“闇”が動き出す。
日本において魔法のみを専門で扱う学園は僅か三校しかない。
青藍魔法学園。
紅赤べにあか魔法学園。
黄黄おうき魔法学園。
そこに属する狂犬が、もっともセキュリティの緩むこの時期に放たれた。
忍び寄る破滅の足音。
迎え撃つは、青藍魔法学園生徒会及び番号持ちのメンバーたち。
平穏の裏に騒乱を。
慈愛の裏に狂気を。
目に見えない。
それでも確かにそこにある、最悪な赤青黄の三つ巴の攻防戦。
今、まさにその幕が上がろうとしていた。
【テレポーター 第3章 魔法文化祭編】
と、いうわけで。
始まりました文化祭編です。
今回も内容とは裏腹にゆるゆるとやっていきます。
けど月1回の更新は避けたいところ。
諸事情によりなんやかんやあるかもしれませんが、頑張っていきたいと思いますので応援よろしくです。
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